社員の自主性を奪っていたのは誰?

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「自主性をもって働いてほしい」
「もっと自主的に動いてほしい」
「受け身じゃなく、何事もやってほしい」

経営者や管理職の立場として、上記感じる方も多いのではないでしょうか?

なぜそう感じるのでしょうか?

例えば・・・

・自主的に動いてくれた方が、作業環境(職場)が良くなるから。
・自主性がある方が、業務の効率化につながるから。

様々なご意見があると思います。

ちなみに、自主性がある、自主的に動いてくれる姿を想像したことありますか?
もしくは、そのような姿はどんな姿でしょうか?

・自らよりより方法を提案してくれる事
・PDCAを回しながら作業してくれる事

こちらの質問の答えも様々ですよね。


求める自主性=その環境に応じた姿勢

ではないでしょうか?

では、また質問。

なぜ、理想とする姿で動いてくれないと思いますか?

こちらちょっと意地悪な質問かもしれません。

・自分たち事で考えられないから
・改善しようとする意識がないから

等あがるでしょうか?
ただ、本当に原因は社員の方たちだけにあるでしょうか?
自主性を求めるものの、先に答えを渡していませんか?

実例をもとに、その理由をお話させていただきます。
ここからは、お恥ずかしいながら私の失敗のお話。

問合せがあると、どちらかと言うと隙間隙間で処理してしまうタイプです。
それがどんな短時間の隙間であっても、
困っている=早く解決してあげなくちゃ!って。
それこそ、隙間5分であっても対応出来る範囲で・・・

でも実は相手は、
『自分が聞きたい時間=私が空いている時間』になっている。

確実に頼っている質問内容。
実際、あれ?それ昨日夜説明して、フローも説明用の資料もあとは数字入れるだけで作って送ってあるよね?って事も多々起きている。

よく顧問先の社長には「社長だから24時間働けるわけじゃないですよね?だからこそ、少しずつ他に振れる仕事は振りましょう!」
って言っているくせに、自分は?
スケジュールは朝から真っ黒のくせに、隙間隙間でこなす自分。
スタッフに対しても、お客様に対しても。
そして定期的にやってくる、自分を追いつめる生活。
起きる数々の歯車の狂い。

「今日は止めよう。取り合えず大丈夫そうな案件は、ちょっと時間おく、もしくは終わってから対応しよう。」見えた結果は?

そう決めた日。
説明したはずのフロー確認があった。
しかも今日これからのアポに関する問合せ。
いやいやこの間フルーもやり方も一通り説明しているから、自分で出来るはず。
その時、「わかって」って言ったよね?(メールでのやり取りだったので証拠は残っている)
ちょっと時間おいて今は返信しない。
そしたら数時間後に、「自分でやってみたから、×時までに確認してくれ」のメールに変っていた。

気づいたんです。


自主性を奪っていた犯人は、『私』だったって事。


すぐ答えがもらえるから、周りは考えないようになっていた。
でもホントは自ら解決出来る事もあったんですよね。
もちろんこの時間はダメだからってスタッフには事前に伝える事も必要だろうし、
お客様に対しても『後ほど・・・』と伝える必要もある。

自主性自主性という前に、今一度自身の行動について
考えてみませんか?
もしかしたら、その自主性を奪っていたのは『あなた自身』かもしれません。

 

結局のところ、何に関しても、当事者の『気づき』事が大切なんです。
『気づき』が得られる、得ようとする姿勢も必要。

まずは『気づく』事から、初めてみませんか?

 

 

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