ターゲットは誰か?

実際あった例を元に、ちょっとターゲットについてお話したいと思います。

「かっこいい動画作れます!」
という業者さんって、多いですよね。
正直カッコよく見せるのがうまい方、ホントうらやましいです。
その辺ちょっと不得意分野なので笑

「それじゃ、ものづくりコーディネーター失格じゃない」

と言われてしまうかもしれません。
でも、そこは違うんです。
何が違うか?

私たちは、お客様が何を求めているか?を知っています。
わからないときは確認させていただいています。

ここから実際にあったお話。

A社さんは動画を作成しました。
若い意見を取り入れた、新しい見せ方をしたい。
という意向がありました。
ちょっとご自身で依頼をされたので、弊社はアドバイスのみ担当させていただきました。
そこで出来上がってきた動画は「めっちゃカッコよかったです!」
とご連絡をいただき、実際に私も拝見させていただきました。
正直どこかで「頭痛いな。きっとうまくは言っていない。でもお客様が納得されているならいいか」
と思っていたのも事実。
そこで動画を拝見すると・・・

問題だらけの動画でした。
これってターゲットは誰なんだろう?
この企業さんの良いところが、全く出ていない。
テロップで入っている、インタビューで答えているものの
実際その技術は全く入っていない。
見た人達は「本当にできる?大丈夫?」という不安しか生まれない動画でした。

もちろんお客様が納得されていたらOKなんです。
そこでまず弊社がしたこと。
それは

「この動画を見てほしい人は誰ですか?」

という事。
その答えによって、今回のものでも全く問題ないんです。
ただ、答えによっては大幅な修正が必要になります。

もう一つ。

「御社だからこそできる事ってなんだと思いますか?」

なかなかはっきり答えられない方もいらっしゃるので、
その辺りはフォローさせていただいております。
そこをきちんと把握してから、修正に入らせていただきます。

コンテンツ作れる人はたくさんいます。
でもなかなか製造業の強味を理解できる作り手さんはいないなと
感じています。

上記内容。
たとえるならば、食事と一緒。
離乳食期の赤ちゃんに、通常の大人が食べる食事はNGですよね。
大人であっても、体調によって食事内容が変わる。
食べる人(ターゲット)が何を求めるか?によって、内容変えますよね。
何をするにも、きちんとターゲットが何を求めているか?
きちんと把握し、ターゲットが求めるものを提供すること。
それが何に関しても、最重要事項だと思います。
って、一番難しいところでもあるんですけどね。

 

もちろん動画だけでなく、HPも一緒。
「七瀬さん、これってどう思いますか?」
とHPのご意見求められることもあります。
でも同じです。私は毎回
「ターゲットは誰ですか?」
「御社の強味ってなんですか?」
と必ず聞いて、意見させていただいています。

 

もしお悩みの方。
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