学生達から学ぶ事

今年度一年間嘉悦大学で非常勤講師として
学生達にインターンの授業を担当させていただいています。
また、芝浦工業大学ではキャリアカウンセラーとして
就活やインターンの相談を担当させていただいています。
先日は、業界理解についてのセミナーを開催したりも。

今まで『工場』に関わる事だけであり、
中々これからの人材に関わることは有りませんでした。
でも、4月からこうして学生と関わる事になり
彼らから学ぶことがホントたくさんあります。

「新卒採用しようとしても、製造業を学生は選ばない」

この問題って、どこの工場でも抱えている問題ですよね。
でも実際学生と関わってきて感じる事。

「彼らは工場(製造業・業界や仕事内容)を知らない」

が答えでした。
まだ将来やりたい事も決まっていない学生に
「どんなところに就職したい?」
と聞くと
「製造業かな・・」
の答えしか返ってきません。
具体的な仕事内容を聞いて、開発や設計と言う子も
ホント10%いるか?です。

授業で担当している学生には、製造業の裏側。
こんな仕事をしているよ、
こんなものが作れるんだよ、
という内容も伝えています。
そこから興味を持ってもらえるだけでも違うと考えているので。
しかし実際大学3年生だとインターンシップにいったりするものの
工場のインターンって中々ナビサイトにはないんですよね。
彼らが使うのは、大手ナビサイトから探しているんです。
もちろん掲載があっても、
大手さんのインターン内容に比べるとあまり興味を引く内容ではなかったり。

「どこのインターンシップに参加していいかわからない」

学生によく話すのは、

「何が好き?」

でした。
例えば「お酒が飲めるインターンシップ」「BBQができるインターンシップ」
は企業関係なく、「申し込む!」ってなるんですよね。
人参ぶら下げないと中々選べないというのが現状でした。

「1部品作ってるから、そんなんBBQなんてできない!!」

となるとは思うのですが
その部品を作る技術を活かして
例えば「オリジナルの○○を作る」というインターンシップだったならば
興味関心を持ってくれるかも?

実際今回私からインターンシップをお願いさせていただいた企業さんもあります。
同じ業界でも、やっている事が違う。
企業によって色があるという事を理解してほしくて
学生が比較できるように、ちょっとお手伝いいただきました。

結論。何が言いたいかというと、
ある程度日々発信をすること、
その年代が採用できない、応募すらないと嘆くのではなく
その人達が興味関心を持ってもらえる事を知り、
まずは提供する事かな?と感じました。

なんでも諦めたら、そこで終わりですよね!

諦めず、前を向く事。
そしてそれに向かって進む事。
いつでも忘れちゃいけないよ、と日々学生との関わりの中で
学ばせていただいています。

 

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