他責ではなく、自責に

顧問先での勉強会。お題はKYT。
意見を求めても、何も意見なし。ホントにやる気ある?
覇気が感じられず、自社をよくする勉強会であって、寝る時間ではない。

出来てるよ!俺ら!って言ってきてくれたら
反論は用意していたのに、使うチャンスもなし。
そこで
「誰の為の勉強会?安全管理も怠ったら困るのは誰?工場内でけがをして、会社が困るからやるのか?
痛い苦しい思いをするのは、自分たちですよね?
会社は箱を用意するだけ。
ルールはあったかもしれないけれど、
今この現場の現状を創り出したのは会社?
日々使っている自分達ですよね。」

誰かのせいにするのは簡単。
でも、誰かのせいにしていたら先はない。
問題に何が出来るのか?何が出来たのか?
表面的な話しでは、対策でもなんでもない。
真の原因がわかって、初めて対策は出来る。
具体性のない対策ならば、何でも言えるから。

現状を把握していて、出来てないことも知っていて。
(証拠写真もあり)そこを指摘してたら
「めっちゃ知ってますね」
って新人さん。
いや、知らなかったら顧問出来ませんよ笑
別にそれだったら、私でなくても良い。
〇〇コンサルタントさんでも出来る。
現場に入り込み、日々問題を把握しているからこそ
真の原因も、これからの対策も様々な球を投げられる。
中小の会社での勤務しかした事なので、
大手さんのような事は提案出来ません。
でも大手さんは知らない、中小の問題悩みは分ります。

マジヤバい!と気づいていただけたようで、
ちょっと後半はスムーズに対策やら担当も決められてホッと。

KYTであれ、安全であれ、結局は人の問題なんですよね。
ふんわりした事では、なんの解決にもならない。

今回出た問題で、「斜め置きはしない」というルールがありました。
斜め置き1つとっても、
AさんとBさんの感じ方は違う。
Aさんはちょっとの斜めも許さない!
Bさんはこのくらいならいっか~ってOKを出す。
それじゃ、どうやったら斜め置きの基準が決められるか?決めたらいいんです。
この線から出たらNGでもいい。
そこまで考えられる、られないがホントはどんな理論よりも
大切な事なんですよね。

 

もちろん、いつもムチではないですよ笑
時にはアメも使いながら、少しでもよりよくなるように
動いています。

 

 

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